意外と知らない髪質の種類と特徴について
あなたの髪質はくせ毛ですか?くせのない髪ですか?
今回は意外と知られていない髪質の種類と特徴をお伝えしていきます!!
髪のクセの種類はどんなものがあるの?
髪質の種類は大きく分けて5種類あります。
①直毛
②縮毛
③波状毛
④捻転毛
⑤連珠毛
①直毛
直毛はご存じのとおりまっすぐな毛です。毛穴の形も円形で綺麗に生えてきます。毛髪表面も整っておりツヤが出やすくダメージに強いのが特徴です。
しかしカラーが染まりづらかったり、パーマがかかりづらい、コテを巻いてもすぐに取れてしまうなどのデメリットも存在します。
②縮毛
髪が縮れた状態。くせ毛の中でも最も強いくせ毛と言えるでしょう。縮毛の方はアジアには少なく、くせ毛と感じている場合でもその他の髪質に分類される場合がほとんどです。
③波状毛
波状にうねっている毛髪。大きなうねりが特徴で、スタイルや長さ次第ではそのクセを活かすこともできるでしょう。
④捻転毛
らせん状にうねるクセ。うねりが立体的に出るため広がりやすい
⑤連珠毛
髪の毛の表面が凸凹な毛髪。太さや形が不均一で手触りもでこぼことしている。
クセが出るタイミング
髪のクセが出るタイミングも髪質によって違います。
髪が濡れている時にクセが出る人もいれば、濡れた髪を乾かした時によりクセが出てしまう人もいます。
毛髪内部の構造の違いによって起きるこの二つの変化ですが、パーマや縮毛矯正をかける場合にはしっかりと見極める必要があります。
ご自身で髪をスタイリングする時にもこの特徴を理解しておくとスムーズかもしれません。
アジア人の髪と欧米人の髪の違い
アジア人の髪質は太くて硬いと言われています。これはどんなに柔らかく細いと感じていても欧米人の髪質には敵いません。
欧米人の髪は細くて、柔らかく、クセのある猫毛です。
カットをするとよくわかるのですが、芯の無いふわふわとした髪です。その為まっすぐ切ったとしても簡単になじんでくれて、難しい技術を必要としません。
しかしブローをするとなると大変で、なかなか真っ直ぐになってくれません。
日本人は欧米人の髪質に憧れますが、ボリュームを出すのも大変ですし、直線的なラインを出すのも大変です。
髪質はやはり無いものねだりなのかもしれません。
ちなみに直毛という髪質はアジア人のクセで欧米人にはほぼ存在しません。日本では直毛を羨ましがる人も多いですが、世界的にみれば直毛もアジア特有のクセ毛なのです。
硬毛と軟毛
髪質にはクセの種類のほかに硬さの種類もあります。それが硬毛と軟毛です。
見分け方としては指に髪の毛を1本何周か巻きつけてみて、ぴんと戻れば硬毛、戻らず巻きつけば軟毛です。
硬毛と軟毛の特徴は大きく分けると3つに分かれます。
①硬くて太い髪
②硬くて細い髪
③柔らかくて細い髪
①硬くて太い髪
硬くて太い髪の場合、カラーが染まりづらかったり、パーマがかかりづらかったりと薬剤を弾きやすい性質があります。
全体的にボリュームも出やすく横のハリを抑えたりするのが少し大変かもしれません。
色は黒々として赤味が強い場合が多く、パーマは普通のパーマではかかりづらいでしょう。
ですがデジタルパーマとの相性が良く、かかればしっかりとリッジをだしてくれやすい髪質です。
②硬くて細い髪
硬くて細い髪はハリとツヤがあり、クセがが少ない場合が多いように感じます。
①に比べると染まりも、パーマのかかりも良いです。パーマなどは一度かかると取れにくく持ちも良いでしょう。
ただ寝グセのように一度髪に跡が付くとなかなかとれません。耳にかけたり、肩にあたってはねたりするともう一度洗いなおすまで跡が残るでしょう。
③柔らかくて細い髪
柔らかくて細い髪は色素が薄く、髪の色が明るい場合が多いです。赤身も少なくキレイにアッシュ系に染まってくれます。
パーマはかかりにくく、リッジが出にくいです。細い髪の場合はデジタルパーマとの相性もあまり良くないのでパーマに不向きな髪質と言えるでしょう。
それでもかける方法がないわけではないので、どうしてもかけたい場合には担当の美容師さんに相談してみてください。
ただし毛先の絡まりや指通りの悪さは出てしまうと思うので覚えておいてください。
柔らかくて細い髪はのリュームが出にくいです、トップがペタンコになりやすいというデメリットもあります。
またダメージも出やすいのでしっかりとケアをする必要があります。必要以上のカラーやパーマは避け、その都度トリートメントをすることを心がけましょう。
猫毛とくせ毛の違いについて
そもそも猫毛というのは髪質自体を指すもので、猫の毛ように1本1本が細くて柔らかく、ハリがないふわふわの毛を指します。
それに比べてくせ毛は毛穴の形状により左右され、生えてきた時点からうねりやウェーブが出ることを指します。
そのうねりの種類が冒頭で述べたくせ毛の種類になります。
まとめ
クセの種類や髪質によって様々な特徴があるので、そこを理解した上でスタイルや色、パーマの種類などを決めていただくとイメージに近い仕上がりになってくれるのではないかなと思います。
また髪質は変わります。年齢やホルモンバランスの変化により髪質は変化していきます。
良いように変わることもあれば、悪く変わってしまうこともあります。なのでいつも同じメニュー、同じ商品を使い続けるのではなく、その時々に最適なものを選んでいくのがオススメです。
髪質の違いや太さの違いなどご本人で判断するのは難しい部分があると思います。ご自身で判断が付かないときには担当の美容師さんに相談してみてください。
髪質についてや、髪質に合った日頃の手入れの方法のコツなどを教えてくれると思います。
この記事が髪質を理解し、思い通りの髪型になる為の参考となれば幸いです。
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