現役美容師が【ノンプー】をガチ検証！！メリット・デメリットを徹底解説
皆さん【ノンプー】はご存知ですか？
シャンプー剤を使わないで洗髪する方法。
ノンシャンプー。
略して【ノンプー】
今回はその【ノンプー】を実際に試してみた結果をご紹介していきます！！
なぜ【ノンプー】が誕生したのか？
そもそもなぜシャンプー剤を使わない【ノンプー】が誕生したのかというと、頭皮の汚れはお湯だけで８割から９割落ちると言われているからなんです。
昔々にはシャンプー剤などは存在していませんでした、むしろ頭は洗っていなかったそうです。
そもそも水を使って頭を洗うようになったのは江戸時代からだそうで、その当時は月に１度洗う程度だったようです。
この時代に椿油が使われる様にもなったそうですが、一般的には〈ふのり、うどん粉、卵の白身〉などを混ぜてそれをシャンプー剤代わりにしていたそうです。
そして今のような液体状のシャンプーが誕生したのはなんと1950年の事で、普及し始めたのは1955年の事だそうです。
そこから様々な進化を遂げて現在のシャンプー剤に至るわけなのですが、今のシャンプー剤は頭皮の油分を落としすぎると言われているくらいです。
これはものにもよりますが、市販品のほとんどは洗浄力の強いものになっていると言えますし、もっと言うなれば高級アルコール系と呼ばれる界面活性剤を使用しているものは頭皮の油分を取りすぎると言わざるを得ません。
そんな中で最近のオーガニックなどのナチュラル思考の人々の増加により、科学的に作られた製品を使わないという人が増えたことが【ノンプー】の人が増えた要因でわないかと思います。
【ノンプー】はオススメ？
結論から言うと私は良かったです。
私の肌は乾燥肌です。これを判断するときは単純に自分の顔の肌質で判断してみてください。頭皮と顔は一つなので大きく変化はないと思います。
私は冬になると乾燥から頭皮が痒くなることがありました、そして乾燥したフケのようなものがポロポロと落ちることもありました。
美容専売のシャンプー剤を使用していても起きる場合がありました。（仕事上いろんな種類のシャンプー剤を使います）
そんな時にアトピーのお客様から「色々シャンプー剤を試したけど頭皮のコンディションが改善しない」と相談を受けたことをきっかけに”どんなシャンプーを試しても合わない”ならシャンプーを使わないとどうなるかを検証するために【ノンプー】を自分の頭で試してみました。
始めてみた結果、私は１週間で慣れました。そして痒みも、フケも無くコンディションを改善することができました。
途中経過と結果
まず初めに起こる問題としては”洗い足りない感”です。
慣れないうちはやはり洗浄に物足りなさを感じてしまうと思います。なので５分ほどしっかりとお湯で頭皮を洗うことを心がけました。
シャンプーの分までしっかりとお湯洗いすることで私の場合はほとんどの問題を改善することができました。
ただし脂性肌の方や普通肌の方はそうはいかないかもしれません。
やはり洗い足りずベタつきを感じてしまう場合もあるかもしれません。
ですが上記でもお伝えした通り、油分を落としすぎている場合があります。
そのような状態に陥っている場合、【油分を落としすぎる→油分が足りないから皮脂の分泌量が増える→肌が脂性肌になる】というような負のスパイラルに陥っている場合もあります。
ですので【ノンプー】を続けることによって、皮脂の分泌量が適正な量に改善され、ベタつきや匂いを改善できるかもしれません。
ここまでの改善に長い方は３週間〜４週間ほどかかるそうです。
メリット
・頭皮の油分の落とし過ぎ、乾燥を防げる
・シリコンなどを排除し、髪や頭皮を素の状態にできる
・皮脂の分泌量を改善できる可能性がある
・シャンプー代がかからない
デメリット
・ベタつきや匂いが残る可能性がある
・皮脂や毛穴のつまりが残る場合がある
・いい香りがしない
・科学的な髪の補修ができない
結論
頭皮にトラブルを抱えていて、かついろんなシャンプーを試してみたけれど、それでも状態が改善しないという方は試してみても良いかもしれません。
”オススメ”ではなくあくまで一つの方法として試してみてください。
頭皮トラブルの原因がはっきりわかっていない状態だと悪化させてしまう場合もあるかもしれませんので注意してください。
また頭皮の状態があまりにひどい場合には皮膚科での受診をおすすめします。
あとは乾燥肌の方も試しても良いかもしれません。
乾燥が原因のフケやかゆみがある場合には私のように改善されることがあります。
また初めから【ノンプー】にするのに抵抗がある場合などは、３日に１回【ノンプー】のように始めてみるのも良いかもしれません。
私自身が試してみた結論としては良かったと感じました。
頭皮トラブルに長年悩まれている方のお役にたつ情報であれば幸いです。
