パーマの仕組みを解説!!なんでパーマって何度もお薬付けるの?
髪にパーマがかかるその仕組みをわかりやすくお伝えします!!
皆様はパーマをかけられたことはあるでしょうか?
そもそもなぜ髪の形が変わるのか不思議に思ったことはないでしょうか?
今回はそんなパーマがかかる仕組みについてご説明していきます。
パーマの種類について
パーマの種類とはコールドパーマ、デジタルパーマ、エアウェーブ、それにストレートパーマや縮毛矯正などカール系のものだけでなくストレート系のものも含まれます。
これはカールにしてもストレートにしても基本概念が同じパーマ理論を用いていることからパーマと分類されています。
髪の形が変わる仕組み
1本1本の毛は直毛にしろ、くせ毛にしろ様々な結合から今の形を維持しています。
その為、形を変えるにはこの結合を一度切っていかなければなりません。そして切れた結合の位置を変え、そこで再結合させる事で髪の形を変えていきます。
パーマの場合必ず1剤と2剤が存在します。1剤で結合を切り2剤で再結合をさせるためです。
最も身近で起きる結合の変化について
それは寝癖です。寝癖は水素結合と呼ばれる結合の変化で起こります。
水素結合は濡れると切れて乾くとくっつく性質を持っています。その為、髪が濡れたまま寝て頭でつぶされ折れたまま乾くと寝癖の完成です。
【結合を切って→形を変えて→つなぎ直す】という事です。
カール系パーマの場合
カール系パーマの場合はお薬を付け結合を切り、ロッドの形に変化させ、そこで再結合させる事でカールを作っていきます。
この時に時間を置くのは薬の浸透と反応を待っているためです。
デジタルパーマとコールドパーマでは手順も少し変わってきますが同じようにロッドの形になじむのを待っています。
デジタルパーマの場合そこに熱を加える事により反応を促進させていきます。それによりかかりずらい髪にもカールをつけていきやすくなっています。
詳しくはこちらに記載されています↓↓↓
ストレート系パーマの場合
ストレート系パーマが必要とされる場面は、パーマがかかっている場合orクセ毛の場合になります。
パーマを落とす場合は薬剤の力で結合を切りパーマを落としていきます。薬の力でつけたカールはそれほど強くなく薬剤のみで落とせる場合がほとんどです。
クセ毛の場合は薬剤のみの力では伸ばし切れないためストレートアイロンを使います。ストレートアイロンの熱とプレス(挟む力)で強制的ににクセを伸ばしていきます。
この時に熱ダメージと物理的ダメージが加わるため縮毛矯正のダメージは大きいと言われます。またストレート系パーマの方が結合をしっかりと切っていきます。
カールの場合は重力に逆らいバネのように戻らなければいけないためタンパク質を壊しすぎるとカールが出ません。
逆にストレートの場合、特に縮毛矯正の場合にはしっかりと結合を切っていかないとクセをまっすぐに伸ばすことはできません。
詳しくはこちらに記載されています↓↓↓
パーマが何度もお薬をつける理由
上記でも説明した通り1剤で結合を切り2剤で再結合させていきます。
その為最低でも2度つけることはご理解いただけると思います。
それ以上に薬剤塗布をする場面もありますのでそちらをご説明していきます。
コールドパーマにおける薬液塗布
コールドパーマの場合は液体状の薬です。そしてコールドパーマの場合、基本設定が
1液塗布
↓
2液塗布
↓
2液塗布
となっています。
最初から2液が2度づけの設定となっている為3度づけが基本となります。
なのでコールドパーマを施術されているお客様は「たくさん薬をつけた」と感じると思います。
さらに1液の反応が悪い場合はもう一度重ね付けをする場合もあります。
2液の2度づけは変わらないのですが、1液は反応次第で変動します。
その他にもトリートメントパーマや保湿パーマのようなダメージケアを行いながら施術する場合においてはその他にもお薬をつけていきます。
考えられる場面は1液をつける前、2液をつける前、2液をつけた後になります。最大3度も増える為コールドパーマにおいては「何度も薬をつける」というイメージを持たれているお客様もいると思います。
まとめ
パーマの仕組みはご理解いただけましたでしょうか?
【結合を切り、形を変え、その形で再結合をさせていく】
これにより様々なデザインを楽しむことができています。
ただその反面一度結合を切るということは髪に負担がかかる行為です。
ケアをしっかりとすることをオススメ致します。
またパーマをかける際何度も薬をつける理由も覚えていただけましたでしょうか?
パーマには必ず1液と2液が存在します。
今の所1つの薬でパーマがかかるというものは存在していません。
基本は2回〜3回は液づけします。
美容師は最短の時間で最高の仕上がりを提供します。それ以上にお薬をつけることがあればそれはお客様の髪にとって必要なことと言えます。
もし3度以上薬をつけることがあれば担当の美容師さんに理由を聞いてみるのもいいと思います。
担当の美容師さんとしっかりとコミュニケーションをとり最高の仕上がりを目指してみてください。
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