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頭皮のかゆみの原因は洗い過ぎ!?日常生活におけるかゆみの原因とは

皆さんは頭皮のかゆみに悩まされた経験はありますでしょうか?

 

頭皮にかゆみがあるときは原因をしっかりと見極める事がとても大切で、間違ったケアをしてしまうと、治らないだけでなく悪化させてしまう場合もあります。

 

今回はそんなかゆみの原因をいくつかご紹介していきますので、今悩まれている方は参考にしてみてください。

 

ただしあまりにもかゆみが引かない場合には美容師か皮膚科医に相談しましょう!!

 

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頭皮のかゆみの原因

私自身そうなのですが、痛いのは我慢できるけど、かゆいのはなかなか我慢する事が難しいです。

 

頭皮がかゆい時なんかは自分が頭をかいている音で目覚めたりするほどです。

 

そんな頭皮のかゆみの原因をいくつか紹介していきます。

 

 

 

 原因1:洗いすぎ・油分の落とし過ぎ

意外と多いのが洗い過ぎのケースです。

 

人は頭皮がかゆくなるとまず「頭皮の汚れが落ちていないのでは?洗いが不十分なんじゃないのか?」と疑い始めます。そうなると2度も3度もシャンプーをしたりします。

 

これにより必要以上に頭皮の油分が落ちてしまい、乾燥してかゆみが出てしまう場合があります。

 

そしてまたかゆみが出るためしっかりと洗い、油分をどんどん落としてしまいます。

こうなると負のスパイラルで【よく洗う→乾燥する→かゆみがでる→よく洗う・・・】の繰り返しです。

 

油分が失われ過ぎるとバリア機能も低下し肌がどんどん敏感になっていきます。

それにより更にかゆみがでたりします。

 

また油分を落としすぎてしまうパターンでもう一つあるのが【熱いお湯で洗う】です。

 

これも乾燥を引き起こす原因です。乾燥によるかゆみの場合は高温のお湯も避けた方が良いと言えます。

 

乾燥が原因のかゆみの見極め方

 頭皮に乾燥したふけのようなものがある場合は乾燥が原因の確率が高いです。

これは実際に頭皮が剥がれている状態です。

 

対処方法

まずはシャンプーの回数を抑え、お湯の温度も低くして洗いましょう。シャンプー剤は極力洗浄力の優しいものを使い頭皮の保湿を意識してください。

 

またシャンプー剤は赤ちゃん用のベビーシャンプーが一番洗浄力が弱いと言われています。あまりにも乾燥がひどい方は一度試してみるといいかもしれません。

 

また世の中にはノンプー派(シャンプー剤を使わない)人もいます。実際にお湯洗いだけでもしっかり洗えば頭皮の汚れは8割以上落とせると言われています。

 

ノンプーは僕も試したことがあります。慣れるまでは違和感があると思いますが乾燥によるかゆみにお悩みの方で、上記を試してみても改善が見られない場合は一度試してみても良いかもしれません。

 

 

 

原因2:乾かさない

お風呂上りドライヤーで乾かさず濡れた状態でいるのもかゆみの原因になります。

 

髪は平均10万本生えていると言われています。頭皮という狭い範囲に10万本も生えていると通気性が悪く、そこはまるで熱帯雨林のごとく湿度が凄いことになっています。

 

すると菌が繁殖しやすくなり、頭皮の炎症や湿疹などの原因となります。また毛穴が詰まったりして抜け毛やにおいの原因になったりもします。

 

頭皮環境を清潔に保つ事はとても重要です。頭皮環境の問題は全ての頭皮トラブルに直結します。お風呂上りはなるべく早く髪を乾かしましょう。

 

 

 

原因3:カラーやパーマなどの薬剤によるかゆみ

カラー剤やパーマ剤が肌に合わずかゆみや湿疹がでたり、しみたりする方もいらっしゃいます。

 

これは薬品によるアレルギー反応で、このような方は無理にカラーしたりパーマをかけたりしない方がいいです。

 

過度に反応が出てしまう方では、翌日顔全体が腫れてしまったりする場合もあり、かなり重症化するケースもあるほどです。

 

美容室には頭皮の保護剤がというものが存在します。カラーやパーマの施術前に頭皮に塗ることで刺激から肌を守ってくれます。どうしても施術をしなければならない場合には相談をしてこのような対策をしてもらいましょう。

 

とはいえ負担がかからないわけではないので、痛みやかゆみがある場合には無理に施術を行わないで下さい。

 

薬剤が原因のかゆみの見極め方

施術中もしくは施術後の数日以内にかゆみや湿疹などの症状がみられた場合の原因は、ほとんどが薬剤によるものと言えるでしょう。

 

 

 

原因4:シャンプーが合わない

シャンプー剤との相性が悪い場合にもかゆみなどが出る場合もあります。これは界面活性剤がラウレス硫酸ナトリウムなどの高級アルコール系のものに限った話ではなく、ただただ相性というものが存在します。

 

実際にお肌に優しいオーガニック製品が合わない方もいらっしゃいますし(実際に私自身がそう)配合成分の何が反応するかはその人次第な部分もあります。

 

また長年使い慣れていたものから変えた時にかゆみが出るケースもあります。この場合は数日使い、慣れてくると解消される場合もあるため様子を見ていただいても良いかもしれません。

 

ただあまりにもかゆみがひどい場合や、頭皮に赤みや湿疹などが出ている場合には無理に使用しないで下さい。 

 

シャンプーが原因のかゆみの見極め方

シャンプー剤を変えた時にかゆみが出た場合の原因はこれに当たります。

 

しかし冬場の乾燥しやすい時期や、夏終わりの紫外線による頭皮ダメージを受けている時にシャンプー剤を変更した場合は、原因の全てがシャンプー剤によるものと断定はできません。

 

そのような場合にはまずはシャンプー剤を今まで使っていたものに戻して様子をみて下さい。

 

それでかゆみが収まるようでしたら原因はシャンプー剤にありますし、それでもかゆみがおさまらない場合には他に原因があるということになります。

 

 

 

原因5:引っ掻き傷

これはすでにかゆみが出ている場合、もしくは頭を掻くクセのある方に起こるケースです。

 

頭皮に傷ができてしまっている場合にカラーやパーマなどの薬剤を使用する施術を行うと当然その傷口がしみることになります。

 

また傷がある場合にはその傷口から薬剤等に含まれるアレルギー物質(アレルゲン)が体内に入ってしまう恐れがあります。

 

アレルゲンによるアレルギー反応は花粉症などでも言われるように蓄積していくことで引き起こされ、すぐに反応が出ないケースもあります。

 

しかし一度そのような体質に変化してしまった場合には頭皮だけでなく全身がその物質に反応してしまうようになり重症化してしまうこともあります。

 

さらには体質の改善を行うにはしばらくその薬剤を遠ざける必要があり、その後の継続した施術は不可能になります。

 

頭皮に傷ができないように配慮していただくことと、傷がある場合などは担当の美容師にしっかりと相談をした上で施術を行って下さい。

 

 

 

まとめ

日常生活におけるかゆみの原因をいくつかご紹介させていただきました。

 

これらはあくまでご自身で見直しのできる範囲でのお話になります。

 

上記のいずれにも当てはまらない場合などはすぐに美容師か皮膚科医にご相談ください。

 

原因1では洗い過ぎが原因によるご説明をさせていただきましたが、もちろん洗わなすぎるのも原因になります。

 

頭皮トラブルを避けるにはとにかく清潔にすることが一番です。それを踏まえた上で参考にしてみてください。

 

かゆみは睡眠の妨げや集中力の低下を引き起こし、生活に支障が出るものと思います。現在悩まれている方が少しでも改善されることを願っています。

 

 

 

 

 

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