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カラー剤の種類について

カラー剤の種類について

 

髪を染めるカラー剤には様々な種類があります。

 

今回はそんなカラー剤の中でも一般的な「アルカリカラー」「マニキュア」「ヘナ」の特徴についてご説明していきます!!

 

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アルカリカラーについて

 

アルカリカラーと呼ばれるカラー剤は簡単に言うと普通のカラー剤です。

 

最もよく使われるカラー剤で1番の特徴は髪を明るくすることができるという点です。

 

ちなみにグレイカラー(白髪染め)もアルカリカラーになります。

 

 

メリット

 

1・髪を明るくすることができる

2・色の種類が豊富

 

デメリット

 

1・髪が傷む

2・肌にもダメージがある

 

アルカリカラーは毛髪内部の色素を分解して明るくしたり、様々なに変えることができます。

 

白髪がある方でも、黒い毛も白い毛も1色に染める事が出来ます。

 

ですがその分ダメージがあります。ダメージは毛髪だけでなく肌にも刺激が強いものとされています。

 

その為お肌が敏感な方はしみたりする場合もあり、カラー後に湿疹や蕁麻疹が出てしまう事もあります。

 

 

 

マニキュアについて

 

マニキュアは白髪を染める場合か、ブリーチ後にビビットな色に染める場合などに使われるカラー剤です。

 

ダメージが無いのが特徴で、お肌が敏感な方でも施術可能なカラー剤です。

 

メリット

 

1・髪が傷まない

2・艶が出る

3・コーティング効果がある

4・敏感肌の方も使用可能

 

デメリット

 

1・皮膚につくとすぐに落ちない

2・1の理由から根元を少しあけて染めるしかない

3・黒髪は変化が分からない

4・抜けやすい

5・濡れたままの状態だと衣類などに色移りしやすい

6・パーマがかかりづらくなる

 

マニキュアは髪の表面をコーティングするような形のカラー剤です。

 

アルカリカラーと違い色素を分解して明るくしたり、毛髪内部から染色しているわけではなく、髪の表面に近い所に吸着して色がついていきます。

 

その為髪の土台の色が重要になります。マニキュアの色が一番わかるのは白髪です。髪の状態が白に近ければ近いほど色が分かります。

 

なのでブリーチをして髪を白に近づけたりするのです。

 

逆に髪が黒いままマニキュアで染めても全くと言っていいほど色の変化はわからないと思います。

 

またマニキュアは皮膚につくとなかなか落ちません。白髪染めに使用する場合でも頭皮につかないように染めるため、根本の数ミリが染めきれず白く残ってしまいます。

 

ですが肌に付けずに染めることにより敏感肌の方でも影響がなく染める事が出来ます。

 

その他にもコーティング効果によりキューティクルの面が整いツヤが出たりします。ですがその反面パーマがかかりづらくなったりします

 

 

 

ヘナについて

ヘナは植物性のカラー剤になります。基本的にグレイカラー(白髪染めに)使用します。ヘナという植物からとれた葉を乾燥させ粉末にしたものをお湯で溶いて使用します。特徴はダメージが無く髪にハリコシが生まれるという点です。

 

メリット

 

1・ダメージが無い

2・ハリコシが出る

3・ツヤが出る

4・毛穴をキレイにする効果がある

5・アルカリカラーがしみる方も染めることができる

 

デメリット

 

1・カラーバリエーションが少ない

2・明るくできない

3・2の理由から白髪しか色の変化が分からない

4・ヘナで染色後アルカリカラーでもカラーチェンジが難しい(明るくできない)

5・パーマがかかりづらくなる

6・稀にかぶれることがある

 

 

ヘナカラーレッドオレンジに染まります。ヘナ本来の色はこの色のみです。

 

そこにインディゴ(藍色)の植物由来のものを混ぜる事で色をブラウンに近づけて染色していきます。

 

元からブラウンやブラックなど色をしているヘナはアミンなどの化学物質が入っている為、過去にジアミンによって肌トラブルを起こしたことがある方は注意が必要です。

 

ヘナはコーティング効果も高く、ハリコシが出てツヤも出ます。また毛穴のクレンジング効果もあると言われています。

 

ですがパーマのかかりはかなり悪くなります。ヘナのコーティング作用により薬剤の浸透が悪くなるためです。

 

その他にもカラーチェンジもかなり難しくなります。ヘナで染めた部分が残っているうちはカラーチェンジはできないと思っておいた方がいいでしょう。

 

過去にアルカリカラーでしみてしまったりした方にオススメされることも多いヘナですが上記のとおりジアミンが含まれる場合もあるほか、植物にアレルギー反応が出る方もいるので注意が必要です。

 

私自身肌が弱いためヘナカラーでかぶれた経験があります。

 

お肌に悩みを抱えている場合はカラーをしないのが一番ですが、どうしても染めずにはいられない場合はマニキュアが一番安全といえるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

以上が美容室で扱われていることが多いカラー剤の種類になります。

 

全てのカラーにメリット・デメリットが存在します。ご自身の求める色、体質にその時々の体調に合ったカラー剤を担当の美容師さんと共に選んでください。

 

 

 

 

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