縮毛矯正とストレートパーマの違いについて
縮毛矯正とストレートパーマって何が違うの?
普段何気なく耳にするこの言葉、実際何が違うのかよくわからない人も多いはず!!
今回はその縮毛矯正とストレートパーマの違いについてご説明していきます。
縮毛矯正とは
縮毛矯正とは地毛がクセ毛の場合、もしくはデジタルパーマをストレートに戻す際に使用します。
縮毛矯正の一番の特徴はアイロンを使うという点です。
縮毛矯正もストレートパーマも工程はほとんど一緒です。
使う薬剤もほとんど同じ場合が多いと思います。ただこのアイロンを使うことによって大きな差が生まれます。
アイロンを使うことによる変化
アイロンの熱とプレス(はさむ)の力によって強引に髪の形状を変化させていきます。
このアイロンのおかげで薬剤だけではまっすぐにならなかったクセ毛もまっすぐにできるようになりました。
縮毛矯正のメリット・デメリット
まずメリットはクセを伸ばす事ができるという点です。
地毛がクセ毛の場合そのクセをしっかり伸ばすには縮毛矯正が必要です。
ストレートパーマではクセが若干緩和する程度になります。
またプレスをすることによりキューティクルが整いツヤが出ます。ツヤのあるストレートヘアにするには縮毛矯正が必要と言えます。
デメリットはダメージです。
熱の力を利用することによりダメージが大きくなります。
薬剤の使用だけでも髪にダメージがでますが、アイロンの熱を加えることにより更に負担は大きくなります。
また高温による髪のタンパク質の熱変性により硬さが出てしまいます。
柔らかくしなやかな仕上がりというよりは直線的で硬さのある仕上がりになる場合が多いです。
その他にもプレスによりキューティクルを閉じる形になるためカラーの染まりが悪くなります。
薬液の浸透を妨げてしまうため色の変化が鈍くなります。
ダメージがある場合
美容室で薬剤を使う場合(カラーやパーマ類)全て毛髪内のタンパク質に働きかけます。
その為、施術前の髪の状態というのがとても重要になります。
ダメージが少なければ少ないほど仕上がりは思い通りになります。
髪にダメージがある場合、縮毛矯正の時には特に注意が必要で、チリチリになってしまったり、切れてしまったりする場合があります。
他にもあまりにダメージがあると綺麗に仕上がらないケースもあります。
1度目は良かったのに2度目は微妙だったなんて経験がある方もいると思います。
それは髪のコンディションが1度目と2度目で違うからなんです。
なので毎回その時の髪のコンディションに合わせた施術が必要になります。
ちなみに縮毛矯正は1度かけるとその効果は半永久的と言われています。
広がっている原因やクセが出ているように見える原因は伸びてきた根元のクセがほとんどです。
中にはもちろんクセが戻りやすい方もいるのでケースバイケースですが、毎回全体に縮毛矯正をかけ直すのは負担が大きいように思います。
ストレートパーマとは
ストレートパーマの定義は正直美容室によって様々だと思います。
当店ではアイロンは一切使用しません。薬剤をつけて髪を軟化させたら次に2度目の薬剤をつけていきます。
用いる用途としてはデジタルパーマのようなホット系パーマ以外のパーマを落とす場合と元々のクセが弱い方で完全にまっすぐにしたいというよりはクセを緩和させたい場合です。
ストレートパーマには縮毛矯正ほどの力はないのでそのような活用方法になりますが、アイロンを使用しない為、負担も少し少なくなっています。
まとめ
縮毛矯正とストレートパーマの違いは少しご理解いただけましたでしょうか?
重要なのは今の髪のコンディションをしっかりと見極め、求めるスタイルに最適なものを選ぶことです。
なりたいイメージを担当の美容師さんとしっかりと共有し、必要な施術を必要な箇所に施すことにより、イメージ通りの髪型とダメージを抑えた美髪を手に入れることができると思います。
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