普通のパーマとデジタルパーマの違いについて
普通のパーマとデジタルパーマって何が違うの?
最近はパーマの種類もたくさんあります。薬剤の違いや使う機械の違いで色々な呼ばれ方をさてれいます。
今回はそんな中でも普通のパーマ(コールドパーマ)とデジタルパーマの違いをご説明します。
普通のパーマ
普通のパーマはコールドパーマと呼ばれ熱を与えずカールを形成していくためその名がついています。
特徴は液体状の薬でパーマをかけていくため、ウェット状態が一番カールが出るという点です。
他にも根元からパーマをかけることができるという点や、どの様な髪質にも比較的対応が可能というのが特徴です。
手順としてはロットを巻いてから1液をつけます。
その後パーマの具合をチェックして2液に入ります。コールドパーマの2液は基本2度づけになります。
スタイリングはワックス、オイル、ミルク、求める質感に合わせてなんでも対応できるというのも特徴です。
スタイルにもよりますが、一番簡単なのはムースではないでしょうか。
上記にもある様にウェット状態が一番カールが出るため髪を全体的に濡らし、タオルドライをしっかりとし根元だけドライをして毛先がハーフドライの状態でムースを揉み込めばOKです。一番カールも出ますし、気になるパサつきも目立たなくて済みます。
デジタルパーマ
デジタルパーマはホット系パーマと呼ばれ熱を利用したパーマになります。
薬剤の力だけでなく熱も利用することですより強くパーマをかけることができます。
ここで言う強くかけるとは、カールが強くなると言う意味よりはかかりずらい髪にもかけられるという意味です。コールドパーマをかけてもすぐ落ちてしまう、かからないという様な硬毛・太毛の方にオススメです。
特徴はカール形成時に乾燥状態に近づけるため、しっかりと乾かした時に一番カールが出ます。
カールの特徴はコテで巻いたような弾力とハリのあるカールが出るという点です。
デメリットは熱の力も利用しているためダメージが大きいという点とタンパク質の熱変性により硬さが出てしまうという点です。
他にもカールを落としたい場合には縮毛矯正のように熱の力を加えなければ落とせないというデメリットもあります。
また髪が熱変性を起こしているためカラーが若干染まりにくくなることもあります。特に寒色系(アッシュ系)などは染まりずらくなる傾向にあります。
手順はコールドパーマと違いロットを巻く前に薬剤をつけます。
始めにクリーム状の薬剤をつけ、髪の状態をチェックしデジタルパーマをかけれる状態になったら一度流します。
その後ロット自体が熱くなるデジタルパーマ専用のロットを巻き、時間を置きます。この時に温度管理をデジタル制御する為デジタルパーマと呼ばれます。(これはオーソドックスな形になります。薬剤の種類によっては工程が変わる場合がございます)
スタイリングはワックス、オイル、ミルク等がオススメです。
完全ドライ時にカールが一番出る為ウェット仕上げよりドライ仕上げの方が相性がいいです。もちろん求めるスタイルにもよりますが特徴を活かすのであればドライ仕上げの方がいいと思います。
ロットが熱くなるという点から根元から巻けないというようなデメリットもありますが、基本日常生活の中で髪は乾いている状態が多いと思うので、ご自宅でスタイリングをする際に再現性の高いパーマと言えます。
かかりづらい髪質
どのようなパーマを用いても稀にかからない方がいらっしゃいます。
この記事を読ん下さっている方の中にもいらっしゃるかもしれません。
そのような方々の髪の傾向としては、軟毛・細毛ということが言えると思います。俗にいう猫っ毛が近いと思います。
今まで幾度となくパーマにチャレンジしてきてもかからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、憧れの髪形や、やりたい髪型があるのであれば諦めずにチャレンジしてほしいなと感じています。
ただ注意してほしい点が一つあります。パーマがかかりずらい髪質の方は髪が傷みやす傾向にあります。
パーマをかける時はその後の髪型のプラン、計画性を持っておかけください。
まとめ
それぞれのパーマにはメリットデメリットが存在します。
痛まないパーマはありません。コールドパーマ・デジタルパーマだけでなく全てのパーマに言えることです。
ご自身の髪質と求めるスタイルにあったパーマを選んでください。
雑誌やインスタグラム等でデジタルパーマと書いてあっても惑わされることなくご自身の髪質とスタイルに合うものをお選びください。
そして誰よりもその事を知っているのはあなた自身です。誰よりも長くその髪に触れてきたあなたがご自身の髪の一番の理解者です。その情報を元に担当の美容師さんとご相談の上、最適なパーマをお選びください。
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