薄毛の原因AGAって何？
今回は最近よく聞く【AGA】とは一体何なのかをお伝えしていきます。
【AGA】とは？
AGAとは【男性型脱毛症】と呼ばれています。
男性ホルモンのテストステロンが５α-リラクターゼという物質と結びつく事でジヒドロテストステロン（DHT）を代謝します。
DHTは男性らしい体を作るなどの必要な物質ではありますが頭皮においては毛母細胞の活性を妨げ薄毛の原因となってします。
ややこしいので簡単に説明すると
男性ホルモンが出すぎると髪が生えるのを邪魔する物質に変わる
という事です。
【AGA】はいつ頃から起こるのか？
AGAは成人男性に起こると言われています。全国で約１２６０万人がAGAと言われています。
成人男性の３人に１人がAGAで悩んでいる計算です
AGAは進行性であり、気付いた時にすぐ対処するのが効果的と言われています。
上記の説明でもわかるようにAGAは２０歳を過ぎたら起こりうるものです。若いからといって油断せず気になったらすぐに相談するようにしてください。
【AGA】の進行の特徴
AGAは主に生え際・頭頂部より起こります。
生え際や頭頂部には５α-リラクターゼが多く存在します。その為、男性ホルモンのテストステロンと結びつきやすく多くのDHTを出すことから生え際や頭頂部より進行すると言われています。
※あまり知られていないのですが、年齢による抜け毛や薄毛の場合、毛母細胞自体の衰えから起こる為、AGAのように前頭部や頭頂部のという部分的な影響ではなく、全体的に影響が出ると言われています。
【AGA】に効果のあると言われている成分
・フィナステリド
内服薬「プロペシア」の主成分で、AGAの原因であるDHTを抑制する働きを持っています。
AGAによる抜け毛や薄毛の進行を遅らせたり止めたりする効果があり、改善が見込める成分として推奨されています。
ですが男性機能の減退や妊娠中の女性が使用した時の胎児への副作用などのデメリットも存在するので注意が必要です。
・デュタステリド
内服薬「ザガーロ」の主成分で、５α-リラクターゼに作用しDHTの生成を抑えます。
フィナステリドもデュタステリドも女性の服用はNGで、皮膚からも吸収されることがある為、直接触ることがないように注意が必要です。
・ミノキシジル
ミノキシジルは血行促進効果があり、髪の毛の成長や発毛に必要な細胞を活性化する効果があります。
フィナステリドやデュタステリドのようにAGAの進行を抑えるのではなく、発毛を促進することにより効果を得るタイプの成分です。
したがって医師の判断によっては、上記の二つの内服薬と併用してAGA治療を行う場合もあります。
ミノキシジル注射について
最近効果が高いと話題になっているミノキシジル注射についてお伝えします。
・メリット
別名「育毛メソセラピー」と呼ばれているミノキシジルを直接頭皮に注射する治療法です。
この治療法のメリットは生え際などの改善が難しいとされてきた場所へピンポイントで治療を行うことができるという点と
従来の頭皮に塗るタイプでは分子が大きい為、毛母細胞までうまく届かず効果が発揮できていなかったという点を解消することができている点です。
また副作用が少ないとされている点もメリットといえるでしょう。
・デメリット
費用は内服薬に比べ高額となっています。
１回の施術で３万〜１０万ほどかかると言われています。保険適用外の治療になる為、高額であるということがデメリットといえるでしょう。
また発毛治療の場合１回では終わらず定期的に通う必要があります、一回あたりの施術料金が高い為計画的に続けて行くのもかなりの負担になるでしょう。
また直接頭皮に注射をする為少し痛いかもしれません。１回の施術で数箇所〜１０数箇所注射すると言われています。
極力痛みが出ないように、注射針も細くなっているほか、痛みを感じづらくする為に冷やしてくれたりする場所もあるようです。
治療頻度
ミノキシジル注射の一般的な治療頻度は月に１回を６ヶ月間継続とされており、効果が現れるのも３ヶ月から６ヶ月とされています。
まとめ
AGAの主な原因から効果的な対処方法までご理解いただけましたでしょうか？
現在AGAの治療においては専門医や皮膚科、美容整形など医療の分野での取り扱いとなっており、内服薬等も医師の診断の上で処方されるものとなっています。
冒頭でもお伝えした通りAGAは進行性ですので、気になった場合にはすぐに専門知識のある場所へ相談することをオススメいたします。
抜け毛は生活習慣や頭皮環境の変化からも起こります。
原因にあった正しい対処を行っていくことが早期改善につながっていきますので、1人で悩まずご相談ください。
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